総務省は、周波数割当計画の作成案についての意見募集をしています。9月18日締め切り
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000370.html
この募集案件の内、(1)415-526.5kHz帯におけるNAVDAT用周波数の分配(議題1.8関連) は、3.5~
3.8MHz帯のアマチュアバンドが分割されている原因になっています。
WRC-19 議題1.8の議決事項では、海上船舶局への周波数分配および通信システムであるGMDSSの
高度化において、4-27.5MHzの周波数において海上移動通信のデジタル化であるNAVDATの導入する
ことになっています。
以上を踏まえて、
総務省総合通信基盤局
電波部電波政策課 御中
1.意見提出者
氏名 佐藤秀幸
2.募集案件に対する総合的意見
賛成
(1)415-526.5kHz帯におけるNAVDAT用周波数の分配(議題1.8関連)
については、以下のように意見があるため以下に記載する。
3.意見
1) 意見対象のWRC-19 議題1.8について
募集意見では、415-526.5kHz帯におけるNAVDAT用周波数の分配とあるが、 WRC-19 議題1.8
の添付議事録によれば、NAVDATに分配する周波数は4-27.5MHzも含むとある。
一方総務省 航空・海上無線通信委員会 デジタル海上無線通信設備作業班の議事によれば、
-526.5kHz帯におけるNAVDAT用周波数の分配のみならず、4-27.5MHzの短波帯におけるGMDSS 」
の近代化を進めるとの方針が出されている。
WRD-19の議決実行期限は2022年であることから 、総務省における短波帯のGMDSS近代化の具体的
な進捗と日程を、周波数アクションプランに照らし合わせて具体的な回答を問う。
2) GMDSS 近代化 NAVDAT関連について
我国は、GMDSSの導入、近代化にこれまで大きな貢献をしてきた。
しかし、航空・海上無線通信委員会 デジタル海上無線通信設備作業班の議事録からもわかるように、
総務省のNAVDATの導入方針が明確でないため、通信機器メーカーの開発が遅延していると
推察される。
実際NAVDAT機器は欧州、韓国の通信機メーカーが先行していることから我国の通信機器メーカーの
先進性を担保する上でも、NAVDAT特に短波帯の周波数分配を明確にする必要がある。
以上、航空・海上無線通信委員会 デジタル海上無線通信設備作業班の議事を踏まえた総務省の方針
を問う。
3) 4-27.5MHzの短波帯NAVDAT周波数分配での気象FAX放送の在り方
気象庁のJMH 気象FAXは、3622.5/ 7795 / 13988.5 kHzで行われている。
この周波数の内、3622.5kHzの周波数は過去3200~3400kHz帯の固定分配を使用していたが、混信に
よる安定受信ができないことから、第1~3地域でアマチュア業務に割当されている3622.5kHzに移行
した経緯がある。
ITUの周波数分配(周波数分配の国際協調)、 WRC-19 議題1.8議決を尊重すれば、少なくとも速やかに
3622.5kHzから我国以外と同様に 固定分配である、 3200~3400kHzまたは4000~4650kHzに移行する
べきである。
国際的な周波数分配の原則および航空・海上無線通信委員会の議事、 WRC-19 議題1.8 の議事を
基に総務省の方針を問う。
3)の補足事項1
気象FAXの通信の相手方は気象情報を必要とする海上航行する船舶であるが、気象FAXは一方的
気象情報をFAXで送信していることから、「通信」の実態は「放送」であるともいえる。
気象庁においても「放送スケジュール」と記載している。
さらに国際的にも「Broadcast Schedule]とある。
以上を踏まえても、3622.5kHzの周波数は速やかに「固定」「放送」分配の3200~3400kHzまたは
4000~4650kHzに周波数割当に移行するべきである。
総務省電波政策課の見解を問う。
3)の補足事項2
現在JMHの気象FAXは、鹿児島県漁業協同組合 JFXに送信業務を委託している。
3622.5kHzの周波数変更に対する、送信設備の対応の懸念に対して以下のように補足する。
1) 送信機の周波数変更
送信機の周波数設定は、下記提案周波数に日本無線株式会社製であり、デジタル制御で
変更可能である。
類似送信機システムの送信機
2) 送信用アンテナ
JFXの送信用アンテナは、以下仕様のように対応周波数は3-30MHzまで対応しているため、
送信周波数の変更は可能である。
添付資料 WRC-19 議題1.8 議事録
「 WRC-19 Decision On Issue A, WRC-19 decided to support GMDSS modernisation by including additional frequencies in the 415 – 526.5 kHz and 4 MHz –
27.5 MHz bands for NAVDAT system under maritime mobile service allocations with its transmission limited to coast stations and subject to agreement between interested and affected
administrations. 」
以上
佐藤 秀幸 (木曜日, 19 12月 2019 11:29)
岩田様
コメントありがとうございます。賛同いただき幸いです。
岩田泰典(JH2DFJ) (木曜日, 19 12月 2019 10:07)
私も、PLC問題には、疑問があり、また、アマチュアをはじめローバンド等にも雑音影響があるため、自家のメーター交換もスマートメーターへの交換は拒否して、従来のメーターに交換しましたが、、
この先、検針員廃止になるとスマートメーター化がさらに、推し進められます。
私の会社の業務局でも問題視しています。
今日、友人から連絡がきましたので、ほぼコピペベースでパブコメだします。